長らく手元に置いてきたiPad mini。小さくて軽くて、どこにでも連れて行ける相棒でした。でも、「あれ?最近さわってないんじゃね?」と気づきました。
壊れたわけでも、性能に不満が出たわけでもありません。ただ、自分と自分のライフスタイルが変わり、8インチという画面サイズの『居場所』がなくなっていました。今回はその整理と、代わりに11インチのタブレットである、Galaxy Tab A11+を選んだ話をまとめておきます。
そもそもiPad miniの強みは『携帯性』

そもそもiPad miniを選ぶ人はどういう人か?
ただ単に、漫画・読書、動画視聴、手書きでメモしたい人…ではないと思います。それらを『家以外で行いたい人』、が多いのではないでしょうか。
iPad miniの価値は突き詰めると『携帯性』に集約されます。家でしか使わないなら、正直もっと大きい画面のほうが快適です。miniが輝くのは、スマホ以上の画面サイズを気軽に持ち出せる、という点。
カバンにすっと入って、電車でも出張先でも取り出せます。この中間サイズならではの機動力こそが、8インチクラスの存在理由でした。が、さまざまな理由で、最近はこのiPad miniから遠ざかっていました。
理由1|8インチは漫画を見開きで読むには小さい

携帯性以前の問題ですが、いちばんネックだったのが、漫画です。一般的な漫画の単行本は、約112×176mm。iPad miniの画面は対角8.3インチで、実寸は単行本サイズに近いんです。

ところが見開きで2ページ表示にすると、途端にiPad miniのほうが小さく感じます。理由は、iPad miniの短辺と単行本の縦部分は下の写真くらいの差があるからです。

特に最近の漫画は、細かいセリフが多いこと多いこと。拡大しないと読む気になりません。

決して加齢により視力が落ちたわけではない!はず!(笑)
拡大操作は地味にストレスです。iPad miniで漫画を読んでいると、結局セリフを追うために、指で画面を拡大している自分がいます。集中して読みたいのに、読書のたびにピンチイン・ピンチアウトを繰り返すのは、思っている以上にイライラします。これが11インチなら、拡大しなくてもそのまま読めます。





漫画はもちろん、雑誌ならなおさらより大画面がいい!
理由2|外で漫画も雑誌も読まなくなった


これも地味に大きい変化でした。昔は外出先や移動中に、iPad miniで漫画や雑誌を読んでいました。でも最近は、外で漫画を読むこと自体が、なんだか気恥ずかしくなってきたんです。



「いい大人が外で漫画なんか読むなよ…」と言われている気がします(自意識過剰)
若い時は平気でコンビニで立ち読みしてたんですけどね。これは確実に年齢と言っていいでしょう(笑) 漫画も雑誌も、気づけば全部『家でやるもの』になっていました。外に持ち出して読む、というシーン自体が生活から消えています。
今、私が漫画を読むのは朝起きて食事をして、ランニングをしてシャワーを浴びて、その後妻と子供たちが起きる時間までの間のみです。
そんな状態でわざわざ、小さい画面で読書をするよりは、やっぱり大きい画面のほうがいい。持ち運びを捨てていいなら、miniを選ぶ理由がまた一つ消えました。
理由3|動画をそもそもタブレットで見たいと思わない


『タブレットといえば動画』という人は多いと思います。ベッドで寝転がってNetflix、みたいな使い方です。でも私自身は、そもそも動画を大画面で見たいという欲求が、ほとんどありません。
YouTubeで動画を見るとしてもスマホで十分ですし、腰を据えて観るならテレビでいいと感じます。つまりminiの『持ち運べる動画プレイヤー』という側面が、私にはまったく刺さっていませんでした。ただ、動画目的でiPad miniを購入したわけではないので、これは最初からわかっていたことです。
ここは人によって評価が真逆になるところなので、あくまで私自身の話として受け取ってください。ただし、子どもの動画については話が別でした。これは後ほど触れます。
理由4|出張(学会)が減った


もうひとつ、miniが本当に活躍していた場面が、学会や出張でした。ここははっきり言っておきたいのですが、私がよく参加していた学会などの出張では、iPad miniは最高の相棒です。
私は医療職という職業上、年に数回以上、学会に参加していました。移動中の資料確認、会場でのメモ書き、ちょっとした調べもの。かさばらず、片手で扱えて、鞄の隙間にすっと収まる。この携帯性がドンピシャで効く場面では、miniに勝るものはありません。
実際、出張が多かったころの私には、miniがとても役立ちました。ところが、そもそも学会出張に行く機会そのものが減り、iPad miniが活躍する場面がなくなってしまったわけです。miniが悪いのではなく、私の仕事内容が変わり、活躍の場が消えた。ここは強調しておきたいところです。
理由5|車の後部座席は、子ども2人なら11インチ


『8インチタブレットで動画は見ない』という話をしましたが、車内後部座席での動画視聴は話が別です。
我が家には子どもが2人います。後部座席用のモニターは我が家の車にはついていないので、ロングドライブのときは、後部座席でタブレットの出番です。
子どもが1人なら、目の前に8インチのminiを置いてあげれば、ちょうどいいサイズでした。ところが2人になると、話が変わります。それぞれの前に1台ずつ用意するのは大変なので、真ん中に1台を置いて一緒に観るスタイルになります。このとき、8インチだと2人には少し小さいんです。左右から覗き込むと、どうしても見づらくなります。
そこで真ん中に11インチを置くと、2人でも無理なく観られます。同じ『子どもが見るための後部座席の動画』でも、1人と2人では最適な画面サイズが変わる、というわけです。
ちなみに、車内で使うなら車載タブレットホルダーがあると一気に快適になります。後部座席のヘッドレストに挟んで固定するタイプなら、子どもが手で持たずに観られて、揺れても安定します。
結論|8インチは、私の生活には要らない


こうして並べてみると、やはり私の生活にiPad miniは不要ということがわかりました。家で使うなら11インチのタブレットでいいし、外に持ち出す理由だった漫画や学会も、どちらも消えました。子どもたちが見る車内の動画視聴も、子ども2人では、やはり大きいほうが正解でした。
『携帯しながら、そこそこの画面』という8インチの中間ポジション。それが私の生活から、きれいに消滅したというわけです。ガジェットの必要性は、スペックではなく生活の変化で決まる。今回はそれを実感した出来事でした。
だから折りたたみスマホも、私には要らない(現時点では)
ここまで来て、ひとつ腹落ちしたことがあります。ずっと気になっていた折りたたみスマホについてです。折りたたみスマホの魅力は人それぞれですが、私にとってのそれは、正直『開いたときの8インチ級の画面』でした。
スマホがそのままタブレットになる、あの体験に惹かれていましたが、その8インチに用がないなら、高いお金を出す理由もありません。miniを持て余している人間が、開いて8インチになるスマホを欲しがるのは、筋が通りません。自分の中で、折りたたみへの物欲がすっと消えました。



とはいえ機会があれば試したくなるかも。オタクだから。
代わりに選んだのはGalaxy Tab A11+


では11インチで何を買ったのか。Galaxy Tab A11+にしました。選んだ理由はシンプルで、『家で漫画・雑誌・インプットをやる』という用途に対して、過剰でも過少でもない一台だったからです。主なスペックはこんな感じです。
| 項目 | Galaxy Tab A11+ |
| ディスプレイ | 11インチ WUXGA(1920×1200)液晶 |
| リフレッシュレート | 最大90Hz |
| SoC | MediaTek MT8775 |
| メモリ / ストレージ | 6GB / 128GB(microSDで最大2TB拡張) |
| バッテリー | 7,040mAh・25W充電 |
| スピーカー | クアッドスピーカー |
| 価格 | 3万円台〜(Wi-Fiモデル) |
漫画を見開きで快適に読む、という最優先の目的に対して、11インチはとても快適です。90Hzでスクロールもなめらか。動画をゴリゴリ観るわけでも、重いゲームをするわけでもないので、ハイエンドの性能はそもそも要りません。
その意味で、3万円台というのは私の使い方にちょうど良い落とし所でした。microSDで容量を足せるのも、漫画・動画を大量に持ち込む用途とは相性がいいです。iPadの容量固定・価格上乗せに慣れた身からすると、この気楽さはありがたく感じます。



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まとめ


iPad miniが不要になったのは、miniが悪くなったからではありません。私の生活のほうが、8インチを必要としない形に変わったからです。漫画は家で、見開きで、大きい画面で読みたい。動画視聴をタブレットに求めない。外で漫画や雑誌を読まなくなり、学会や出張も減った。
そして、子ども2人の車内動画はむしろ11インチが正解。これらが重なった結果、8インチは要らない、という結論に至りました。
ならば折りたたみも要らない。家用の11インチとして、Galaxy Tab A11+に落ち着いた、という流れです。ガジェット選びは、スペック表よりも『今の自分の生活』を見たほうが間違えません。当たり前のようで、案外忘れがちなことだと思います。
※ Galaxy Tab A11+の使用感レビューは、別記事で詳しくまとめる予定です。







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