【SEIKO SBDX001 MM300】 私の愛する時計

このブログ『Monoカルテ』では、普段ガジェットばかり扱っています。でも今回はちょっと趣味に走らせてください!

紹介したいのは、私が何年も愛用している腕時計。SEIKOのダイバーズ、SBDX001です。通称『MM300』、とっくに生産が終わった絶版モデルです。それでも、何本か時計を持った今でも、結局いちばん手に取るのがこの一本だったりします。この無骨な佇まいがどうにも好きなんですよね。

なぜここまで気に入っているのか。その魅力を語ります。

目次

SEIKO SBDX001(MM300)とは

私の愛機SBDX001『MM300』

SBDX001は、SEIKOのプロスペックスに属する本格ダイバーズです。発売は2000年ごろ。そこから2015年あたりまで作られて、長いことマリンマスターの顔をやってきた一本です。

心臓部は自動巻きのキャリバー8L35。グランドセイコーにも通じる血筋のムーブメントで、とにかく堅牢で信頼できます。ケースは直径約44.3mm、厚さ約14.6mm。数字で見るとかなりデカいです。

横から見たSBDX001

重さも200gくらいあって、手に取るとずっしりきます。防水は飽和潜水対応の300m。モノブロック構造のケースに、ねじ込み式リューズ。逆回転防止ベゼルもついていて、道具として本当に真面目に作られています。

風防はサファイアではなくハードレックスですが、無反射コーティングのおかげで視認性は十分です。もう絶版なので、いま買うなら中古一択。それでも、そこそこの人気を保っているんじゃないかと思います。

ちなみに後継機種のSBDX017も絶版だよ!

この時計との出会い

この時計を購入したのは、2015年の6月。この記事を書いている今から、ちょうど11年前になります。

当時も時計は持っていたものの、どちらかといえばビジネス寄りの一本。もっとカジュアルに着けられる時計が欲しくて、いろいろ探していました。

そこで狙いを定めたのが、ダイバーズ系の時計です。当時の私は「逆回転防止ベゼルがカッコいい!」というだけの理由で、とにかくダイバーズウォッチばかり見て回っていました。

あるとき、中古専門の時計屋さんに入って時計を眺めていました。いろんなダイバーズウォッチがあったんですが、なにせ高い笑

とくに海外ブランドは高すぎて、とても手が出ませんでした。そんなときにふと目に入ったのが、このMM300。当時の私には海外の高級時計にも負けないオーラを放って見えました。

状態は良好で、傷はほぼなし。中古でも175,000円と新品より少し安い程度。それでも思い切って、半ば衝動買いで連れて帰りました笑

独身だから思い切ったね!今じゃ絶対無理w

そこから11年。今では苦楽を共にした相棒だと思っています。

私がこの時計を愛する理由

ラバーバンドに換装したSBDX001

私がこのMM300を手放せない理由、3つに分けて語らせてください。

道具としての本気の堅牢性

まず惹かれるのが、この飾りっ気のない堅牢さです。300m防水もモノブロックケースも、本来はプロの潜水のための装備。正直、日常で水深300mに潜ることなんてありません(笑)

でも、これだけ頑丈な時計を腕に巻いているという事実だけで、なんだか安心するんです。8L35は派手な機構こそないけれど、精度も耐久性もバランスのいい実直なムーブメント。多少ぶつけても、雨に降られても、まるで動じません。この『気を使わずに付き合える』感じこそ、道具としての時計の理想だなと思います。

飽きのこない王道デザインと存在感

次は、デザインの普遍さです。MM300の文字盤はとてもシンプル。大きいインデックスと太い針が、整然と並んでいるだけ。奇をてらった要素はゼロです。

だからこそ何年見ても古くならないし、流行にも振り回されません。外見はとてもデカいんですが、どこかぼってりした愛嬌もあって、眺めているだけで満たされます。

腕に乗せたときの、『ずっしり』感も軽い時計にはないものです。持っているなあという実感を持つことができます。

ラバーベルトと相性がいい

装着したSBDX001(ラバーバンドver)

『ずっしり』感がいいといいましたが、正直重いです。30歳前の私は気にしませんでしたが、40歳にもなるとこの重さがこたえます。

そこで活躍するのがラバーベルトです。純正ラバーベルトや社外品のラバーベルトを使っていますが、ベルトを変えるだけで時計の重さが変わります。

そして、時計の『表情』も変わります。正直、SBDX001のステンレスベルトはあまり評判がよくなく、私も好きではありません。

ラバーベルトに変えたほうが、なぜかMM300としてしっくりくるんですね。手持ちの時計に飽き始めた人はバンド交換をお勧めします!

ちなみにベルト交換をしても『ずっしり感』は残っているよ!ちゃんと重い笑

正直に伝えるクセ・弱点

もちろん、誰にでも勧められる時計ではありません。いちばんのクセは、やっぱりこの大きさ・重さ・厚さです。長袖シャツの袖に収まることはありません。200g前後の重量も、慣れるまではちょっと負担に感じるかもしれません。

私も17cmくらいの細腕だけど頑張ってます!

風防がサファイアではなくハードレックスなのも、評価が分かれるところ。外見的には私はまったく気になりません。傷には強くないものの、その分割れにくいのはメリットです。

絶版で新品が手に入らないこともデメリットといえるかもしれません。欲しくなっても、状態のいい中古を探すしかないのが現実です。

最新モデルは『SBDX065』?

「絶版だから」とあきらめる前に、最新のマリンマスターも見ておきましょう。2024年9月に登場した『SBDX065』が、今まさに新品で買える『実質的』な現行モデルです。

こちらは1968年の国産ダイバーをベースにした、1968ヘリテージというシリーズ。MM300とは直接の後継ではなく、デザインの系統そのものが違います。ケースは縦49.3mm・横42.6mm・厚さ13.4mmと、MM300よりかなりすっきりした見た目。それでも中身はおなじみのキャリバー8L35で、防水も空気潜水用の300mを確保しています。

型打ち模様のダイヤルや高輝度ルミブライト、長期メンテに配慮した着脱巻真パイプ構造など、現行ならではの進化も魅力です。価格は税込407,000円。新品で安心して長く使いたいなら、こちらも十分にアリな一本です。

この高価格とXマークに不満がなければ買いだね!

今あえて中古で狙うなら

そのうえで、レトロ好きな私としてはあえて初代のSBDX001を推したい派です。現行のXマークがどうしても好きになれないのと、そもそも現行機種は高すぎます…

MM300には後継のSBDX017やSBDX019もあり、風防のサファイア化など正常進化を遂げました。それでも、最初期ならではの素朴さと完成度は、この初代だからこそ味わえるもの。

中古で選ぶときは、オーバーホール済みの個体だと安心です。絶版モデルだからこそ、納得の一本を選んでほしいなと思います。

1回オーバーホールしたけど5万円くらいしたよ!高すぎ!

まとめ

通称MM300ことSBDX001は、いまの時計と比べたら大きいし重いし、機能だって素朴な一本です。それでも私にとっては、何にも代えがたい特別な相棒であり続けています。

道具としての本物の堅牢さ。流行に流されない王道のデザイン。そして、使い込むほど増していく愛着。

このどれもが、手放せない理由になっています。絶版だからこそ一生付き合っていきたい。そう思える一本です。もし中古で見かけたら、ぜひ一度その重みを腕で感じてみてください。いろいろな意味で重いです(笑)

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