iPhone Duoが発表されましたね!その少し前にはGalaxyからZ Fold8も発表され、激ヤバな物価高騰にもかかわらず、折りたたみスマホ市場が賑やかです。
折りたたみスマホは、正直うらやましいなと感じます。パカッと開くと大画面が現れるビジュアルには、ガジェット好きの心がくすぐられます。そのうえで、今回は個人的な結論である、「折りたたみスマホは、少なくとも“私には”いらない」、という話をします。
折りたたみスマホのメリットが多いことは認めていますが、自分の使い方に照らすと、恩恵より制約のほうが上回る。そう感じた、という個人の感想です。
世間で語られる『価格が高い』という点は、当たり前なので今回は外します。価格ではなく、機能と体験、そして自分の生活に必要かどうかで考えてみます。

安けりゃ試しに買ってみるんだけどね(笑)
8インチは6インチより大きいが、11インチよりは小さい(当たり前)


当たり前のことを言います。折りたたみを開いた8インチ前後の画面は、普通のスマホの6インチより大きく、一般的なタブレットサイズである11インチよりは小さい。iPad miniを使用していた私には、この“中途半端さ”が、ネックでした。
たとえば漫画。8インチのiPad miniは画面の比率そのものは悪くない、というよりはかなりいいと思います。ただ、私は漫画は見開きで読みたい派。見開きで表示すると、1ページがかなり小さくなります。


特に、最近の漫画は文字が細かくて仕方がありません。8インチのタブレットで見ていると、いつの間にか拡大している自分がいます。



決して年のせいで視力が落ちたわけではないよ!たぶん
結局、快適に見開きで読むなら10インチ以上がほしくなる、ということです。そもそも私は、前にも書いたとおり、外出先で漫画をほとんど読まなくなりました(これは年のせい)。だから“持ち運べる大画面漫画ビューア”という価値が、自分にはあまり刺さらないのです。


動画も似ています。サッと見るだけならスマホで十分ですし、腰を据えて見るならテレビやより大きいタブレットのほうが圧倒的に快適。8インチは、そのどちらの役もこなせますが、どちらの一番にもなれません。私の生活では、この中間サイズの出番が、そもそも少ないんです。
私にとっては、漫画や動画をゆっくり楽しむときは、コンテンツ消費に十分な11インチクラスのタブレットが快適でした。反対に、8インチ前後の小型タブレットは、私自身、使い道を見失った経験があります。だからこそ、折りたたみの主力サイズである8インチクラスに、私はあまり魅力を感じないのです。





結局、開いた時の大きさが私にとって必要な大きさではない、ということだね!
40代、これ以上コンテンツ消費に費やしている時間はない


次は、もっと個人的な理由を。折りたたみの大画面が得意にするのは、動画や漫画、SNSといった“消費”の体験です。画面が広がるほど、コンテンツはより魅力的に、より終わりなく感じられます。ここが、私にとっては魅力ではなく、むしろ警戒したい点です。
私は40代、家族もいます。仕事に育児、家事に副業とやりたいこと・やらなければいけないことが山ほどあります。これ以上、コンテンツ消費に費やしている時間はありません。
かといって、漫画は大好きで動画も見たいときがないわけではありません。ただ、それは早起きして、まだ家族が寝ている時間に行うささやかなごほうび時間。その時間は8インチ以上の大きな画面で楽しめばいいわけです。



もし子どもが起きている時間に、折りたたみスマホをパカッと開けて漫画を読み始めたら、何言われるかわかったもんじゃない
時間があるなら、仕事をしたいし、家族と過ごしたい。家事もしたくはないけど、しなくてはならない。消費が快適になり大事な時間を溶かしてしまう端末に、高いお金を払うという選択肢はありません。
もちろん、逆の可能性もちゃんと考えました。もし折りたたみに、生産性が上がる“これ”という決め手があれば、私は積極的に検討したいと思っています。たとえば、外出先でも長文がしっかり打てるとか、開いた瞬間に仕事がはかどるといった体験です。
ですが今のところ、文章を書く作業は物理キーボードとPCが前提で、8インチのソフトキーボードでは長文は現実的ではありません。私の場合、折りたたみが増やしてくれるのは消費ばかりで、生産はほとんど変わらない。これも大きなネックと考えています。



あの画面の大きさじゃ、生産性はあがらない。iPad miniでのマルチタスクなんてストレスでしかなかったね。
気になるのは、やっぱり耐久性


特に不安に感じるのは、耐久性です。折りたたみは、ヒンジと折り目という“動く部分”を抱えています。ここは、使い込むほど経年でへたっていく宿命の場所。毎日開いて閉じてを繰り返す以上、数年後にどうなっているかは、どうしても読みきれません。
しかも、内側の画面を割ってしまったときの交換費用は、かなり高額らしい。防塵性能も、一般的なスマホほど強くはないでしょう。私はスマホをわりと長く使いたいタイプなので、この“壊れないか心配しながら使う”感覚は、強いストレスです。安心して雑に扱えないのは、毎日使う道具としては大きなマイナスです。



逆に新しいモデルが出たらすぐ買い換えられる人はいいのかも…
それでも認めたい、折りたたみの良さ


ここまで“私には”いらない理由を書いてきましたが、折りたたみの良さもきちんと認めておきます。まず、大画面を持つために、カバンを持ち歩く必要がありません。これは大きな魅力。
また、写真や地図、PDFなどを大きく人に見せられるメリットもあります。スマホよりは大きいですからね。仕事でそのような場面が多い方なら、折りたたみスマホの実用価値は高いはずです。
そしてもうひとつ、私が『これはうらやましい』と感心したメリットがあります。それが通信まわりのシンプルさ。スマホとタブレットの2台持ちだと、外でタブレットを使うにはスマホからテザリングするか、Wi-Fiを探すことになります。セルラーモデルのタブレットでも、結局はSIMをもう一枚契約しないと、単体では通信できません。
その点、折りたたみなら、メインのSIM一枚だけで大画面まで完結します。回線も端末も一つで済むこの身軽さは、素直にうらやましいポイントでした。



安けりゃ試しに買ってみるんだけどね(2回目)
まとめ|二刀流というより、器用貧乏に感じた


多くの方がみると、折りたたみスマホは、一台で大画面もスマホもこなす“二刀流”かもしれません。ですが私には、二刀流というより、器用貧乏な印象を受けました。開けば10インチ以上の一般的なタブレットには及ばず、閉じれば普通のスマホより大きく、気もつかう。消費は増えても、生産は変わらない。耐久性の不安もある。
私の使い方では、それぞれの得意を持ったスマホ・タブレット・PCに任せるほうが、結局は快適と感じるでしょう。もちろん、持ち運びや通信の面で、素直にうらやましい良さもあります。だから、これはあくまで“私には”という話です。
もし折りたたみで生産性がぐっと上がる決め手が出てきたら、そのときは私も、よろこんで手のひらを返したいと思います。









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