子どもが生まれてから、写真も動画もとにかく増えました。とくに動画。ちょっとした寝返りやはじめての一歩を撮っていると、スマホの容量は逼迫してしまいます。
理想を言えば、写真も動画もひとつの方法でまとめて管理したいところ。そのほうが探すのも共有するのもラクなんですよね。でもわが家は、写真はAmazon Photos・動画はSynologyのNASと保存先を分けています。
分けている理由は、主に金額です。写真はまだしも、増え続ける動画をクラウドストレージに置き続けると、月額がじわじわ効いてくる。だから金額面で仕方なく、それぞれの得意分野で補い合う形に落ち着きました。
この記事では、わが家の写真と動画の管理術を、料金比較とデメリットまで含めて紹介します。
写真の保管・共有はAmazon Photosに集約

私はAmazonプライム会員なので、写真はすべてAmazon Photosに保管しています。
プライム会員なら写真は容量無制限(RAWもフルサイズ)

Amazon Photos最大の強みは、プライム会員なら写真を容量無制限で保存できること。しかも圧縮なしのフル解像度です。スマホの写真はもちろん、一眼で撮ったRAWファイルも画質を落とさずそのまま預けられます。
写真を趣味にしている人には、この一点だけでも乗り換える価値があると思います。自動アップロードもあるので、スマホで撮ったそばからクラウドへ退避。スマホの空き容量を圧迫しません。
夫婦の共有はファミリーフォルダで

妻との写真共有は『ファミリーフォルダ』を使っています。最大5人まで招待でき、それぞれが撮った写真を1か所に集約できる仕組み。私が撮った子どもの写真も、妻が撮った写真も、同じ場所で高解像度のまま見られます。
動画はSynology NASで保管・共有

Amazon Photosの動画は5GBまで。だから動画だけNASへ
Amazon Photosで無制限なのは、あくまで写真だけ。動画ファイルは、5GBまでしか枠に入りません。子どもの動画は1本で数百MBから数GBになることもあり、5GBなんて数日で埋まります。
追加ストレージを買う手もありますが、それは後述する料金の話に直結します。そこでわが家は、動画だけはSynologyのNASに逃がすことにしました。
SHRで組んだ6TB×2。動画専用にした理由


使っているのはSynologyのDS723+に、6TBのHDDを2台。構成はSynology独自のSHR(Synology Hybrid RAID)です。6TBを2台のSHRなら、実質はミラーと同じ。片方が壊れても、もう片方でデータを守れます。実効容量は6TBほどになります。
正直、動画専用にしては少し贅沢な使い方だと思います。でも子どもの動画は一生モノ。圧縮で画質を落としたくないし、原本を安心して置ける場所がほしかったんですね。NASの中の動画は家の外からでも見られるので、共有の面もこれで足りています。
以下に最新機種のリンクを貼っておきます↓
Synology Photosで共有も問題なし

NASというと保管専用のイメージがあるかもしれませんが、SynologyにはSynology Photosという写真・動画の管理アプリが用意されています。スマホアプリからも見られるので、使い勝手はGoogleフォトやAmazon Photosに近い感覚。
共有もここで完結します。アルバムを作って家族に公開したり、特定の動画だけリンクで渡したりといった操作が可能。わが家では、NASに入れた子どもの動画を妻とこれで共有しています。外出先からスマホで見ることもできるので、”家に帰らないと見られない”といった不便はありません。
Amazon Photosの弱点だったアルバム共有も、動画に関してはSynology Photos側でカバーできている。これが、動画をNASに置いても困らない理由です。
料金で比べる|Amazon Photos有料版 vs Googleフォト

「じゃあ全部クラウドの有料プランでよくない?」と思いますよね。ここで料金を並べてみます(2026年11月時点)。
| サービス/プラン | 容量 | 月額(税込) | 年額(税込) |
| Amazon Photos(プライム内) | 写真無制限+動画5GB | 600円※ | 5,900円※ |
| Amazon Photos 追加100GB | +100GB | 250円 | 2,490円 |
| Amazon Photos 追加1TB | +1TB | 1,300円 | 13,800円 |
| Amazon Photos 追加2TB | +2TB | 2,600円 | 27,600円 |
| Amazon Photos 追加6TB | +6TB | ※年払いのみ | 82,800円 |
| Google One 100GB | 100GB | 290円 | 2,900円 |
| Google One 200GB | 200GB | 440円 | 4,400円 |
| Google One 2TB | 2TB | 1,450円 | 14,500円 |
※プライム会費は月払い600円/年払い5,900円。プライム会員でない場合、無料枠は写真・動画あわせて5GBまでです。
写真だけならAmazon Photosの圧勝です。プライム会費だけで無制限なので、実質タダみたいなもの。一方で動画をまとめて置くなら、同じ2TBでもGoogle Oneのほうが割安。Amazonの2TBが月2,600円なのに対し、Google Oneは月1,450円です。

ちなみにAmazon Photosの6TBは82,800円です……
ただ、どちらを選んでも『毎月払い続ける』ことは変わりません。動画が増えれば、より上のプランへ。この“終わらない月額”こそ、わが家がNASを選んだ最大の理由でした。
この運用の弱点・注意点
この運用の弱点も正直に書いておきます。
NASは導入が面倒くさい
いや、本当に面倒くさかったです。Synologyは海外のメーカーなので、Webの説明ページは英語を翻訳したもの。やはり純粋な日本語よりもかなり理解しづらかったです。
私は人並みにIT関連の知識があるとは思いますが、それでも何度かつまずきかけました。今は、AIに聞きながら進めていけばより簡単にできると思いますので、挑戦しやすい環境かと思います。
また、Synology以外にも、導入しやすいNASもあると思いますので、リサーチしてみるとよいでしょう。
Amazon Photosはアルバム共有と撮影情報が弱い
Amazon Photosにも弱点はあります。まず、Amazon Photosのファミリーフォルダ内では、アルバムを作成できません。Googleフォトでは、アルバムを他者と共有したら、相手側のGoogleフォト内にアルバムが作成される仕様です。そのため、私と妻で旅行の写真をまとめて共有する、みたいな使い方はGoogleフォトのほうが得意です。



アルバムのリンクを送ったりすることはできるんだけどね……
もう一つが、撮影情報です。Amazon Photosは、カメラの機材名や撮影設定(絞り・シャッタースピードなど)が表示されません。この点はGoogleフォトなら載ります。一眼で撮る人にとって、あとで「これ何の設定で撮ったっけ」を振り返れないのは、地味に惜しい部分。




なお、NASのSynology Photosは共有機能がひと通り揃っています。写真や動画の共有で困ることはありません。
NASは壊れたら終わり。今から組むと約28万円


NASの弱点は、『壊れたら終わり』ということ。SHRなので1台の故障までは耐えますが、RAIDはあくまで“1台壊れても止まらない”ための仕組みにすぎません。雷が落ちる・家ごと被災する・2台が同時に逝くといった事態には無力です。だから本当に大事なデータは、別のバックアップも前提に考えるべきだと思います。
そしてもう一つが、初期費用です。私が2023年に組んだときは、本体・HDD(6TB)2台・増設メモリで約13万円でした。Amazon Photosの6TBが年間約82,800円であることを考えると、すでに元が取れています。
ところが同じ構成を今そろえると、約28万円。倍以上になっています。
| 構成品 | 2023年 購入時 | 現在(2026年9月) |
| DS723+(本体) | 76,100円 | 約134,746円(現行のDS725+) |
| WD Red Plus 6TB ×2 | 約38,000円 | 85,960円 |
| 32GB ECC SO-DIMM(16GB×2) | 17,820円 | 約62,500円 |
| 合計 | 約13万2千円 | 約28万3千円 |
値上がりの犯人は、全部(本体・メモリ・HDD)です(笑)。生成AIブームでメモリ(DRAM)が世界的に高騰していて、DDR4でも数倍という状況。安くなる未来はあるのでしょうか(笑)。
同じシステムでそろえる必要はないかと思います!もう少し廉価で購入しやすい、NASシステムもあるはずです。ただ、今からNASをと考えている人は、この“今の相場”を頭に入れておいたほうがいいと思います。



終わらない価格高騰、どうなってんすか高市さん(笑)
Amazon PhotosはAmazonの気まぐれで改悪する可能性
これは可能性の問題です。プライム会員とはいえ、ストレージ無制限が永久的に続くとは限りません。私のようにヘビーユーザーが増えてしまったら、改悪する可能性は十分にあります。
例えばRAWファイルが保存できなくなるとか、プライム会員費が上がるとか……
悲しいことに、便利なものは改悪していくのが世の常です。その都度、新たな方法を模索するしかないですね。



そういう意味では現時点でNASを使ってるのは、いい対策かもしれない
まとめ
結局のところ、わが家の答えは『写真はクラウド、動画はNAS』でした。
- 写真:Amazon Photos。プライム会員なら無制限+フル解像度で、夫婦の共有はファミリーフォルダ。
- 動画:Synology NAS(SHR)。原本を画質そのまま保管しつつ、月額はゼロ。
本当は、一つにまとめられたら一番ラクなんです。でも増え続ける動画をクラウドに置き続けるコストを考えると、今はこの“補い合う”形がわが家には合っていました。同じように子どもの写真や動画に埋もれかけている人の、ひとつの参考になればうれしいです。
※最近は家族アルバムアプリの「みてね」も気になっていて、乗り換えや併用を検討中です。使ってみたら、また記事にするかもしれません。











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